【報告】スポーツ関係者のための研修会
事業内容
日程:平成29年12月9日(土) 09:30~12:30
会場:川越フットサルリゾート
内容:「サッカーにおける障害予防とパフォーマンス向上に繋がるトレーニングについて」
主催:埼玉県理学療法士会 スポーツリハビリテーション推進部
参加スタッフ: スポーツリハビリテーション推進部員 9名
参加者:12歳以下のサッカー選手9名 及びその家族10名
参加費:無料
実施内容: 座学にて成長期のサッカー選手に多いケガについての解説。
実技にて怪我をしにくいような体の使い方の実践。
実技にてペアストレッチ・マッサージ・応急処置の実践。
報告
小学生年代のサッカー選手及びその保護者に対して、今回3部に分けて研修会を行いました。
1部は保護者に対し、座学にて成長期のサッカー選手に多い怪我について、その発生のメカニズムや注意点についての解説を行いました。2部は選手に対し、実技を通して怪我をしにくいような身体の使い方を、姿勢・ステップ・キック動作を中心に実際に動きながら指導をしました。3部は保護者と選手が合同でペアストレッチ・マッサージ・応急処置の実技を行いました。
研修を通じ、保護者の方々は徐々に身体的や精神的に成長していく我が子に対し、何かサポートをしてあげたいという強い想いがある事を接する中で感じました。その中で小学生年代の身体的な特徴や成長期特有の怪我についての研修は非常に興味を持って参加をしていただけました。また選手(我が子)に対し、ストレッチ・マッサージ・応急処置が実施でき、保護者として具体的に選手の「力」になれる手段を研修する事が出来た事はとても有意義な研修となったと考えます。
今回の実技研修は、12歳以下というまだ自分の身体を客観的に感じながら運動をするという認識がない年齢の選手達が対象でした。そんな中で実際に自分の動きを通じながら・自分の体の特徴を感じてもらいながらの実技研修は、選手たちにとって普段所属しているサッカーチームの指導者達とは違う、理学療法士としての観点からの指導を興味深く感じている様子でした。
本研修を終えて、理学療法士が成長期年代の選手に対し怪我をしない身体の使い方を研修指導するという事は、競技のパフォーマンスを向上できるだけでなく、将来的に怪我なくプレーができるという障害予防の観点からも有意な取り組みな研修会であったと考えます。