平成29年度南部ブロックさいたまエリア症例検討会
事業内容
事業:平成29年度南部ブロックさいたまエリア症例検討会
日時:平成29年12月7日(木) 19:30 ~ 21:00 (受付19:00~)
場所:浦和コミュニティーセンター 9階 第15集会室(さいたま市浦和区東高砂11番1号)
参加者:37名(当会会員37名)
内容:症例発表8演題
座長 青木 雅裕(川久保整形クリニック)、山田 千丸(彩の国東大宮メディカルセンター)
演題
①退院後復職に至ったギランバレー症候群の一例
新井 麻佑(さいたま市民医療センター)
②誤嚥性肺炎の予防を目指して介入した一症例
岡 夏希 (彩の国東大宮メディカルセンター)
③第12胸椎圧迫骨折を呈した症例~再発予防に向けて~
阿部 真俊(至誠堂整形外科)
④既往にCOPDがあり、肺炎を合併した症例~身体機能維持に向けた取組み~
柴田 和延(彩の国東大宮メディカルセンター)
⑤頚部脊柱管狭窄症により右上肢に痛み・痺れが生じた症例~姿勢に着目して~
保苅 雅人(至誠堂整形外科)
⑥大腿四頭筋腱断裂術後に対する理学療法の報告~可動域獲得に着目して~
松原 竜也(丸山記念総合病院)
⑦階段降段時に膝内側部痛を呈する症例~下肢・体幹機能に着目して~
大熊 啓輔(至誠堂整形外科)
⑧膝関節内側側副靭帯損傷及び前十字靭帯損傷を呈した症例~歩行速度の向上を目指して~
西海谷 翔太(至誠堂整形外科)
報告
本企画は、さいたまエリア内の施設に勤務する新人から若手の理学療法士で、学会発表に不安がある、発表の経験を積みたいといった方へのファーストステップとして気負わずに発表をできる場として開催しました。演者は1年目~3年目の方が発表してくださっています。受講者は1年目から10数年目と多岐にわたり参加されました。限られた時間の中で、質疑応答も活発に行われ、先輩PTからはアドバイスを送る場面もありました。
アンケート結果より、「とても有意義であった」と「有意義であった」が大半を占めました。また、今後も症例検討会に参加したいかの質問に対しても「とても思う」と「思う」も大半を占め、症例検討会に興味を持っていただけたことがうかがえました。添付ができなかった自由記載欄のコメントの一部を抜粋すると、「若手スタッフの現状を知るのによい機会だった」、「日々の臨床を振り返ったり、自分の経験を当てはめて考える機会となった」、「自分と同じくらいの経験年数のPTがどのような治療を行っているかを知ることができたから」と良好な意見をいただきました。
各施設で症例検討会は行っているようですが、他施設の方を前に発表し、フィードバックをいただけることは大変貴重な機会になると思います。今後も新人~若手が発表しやすいような環境を提供したいと思います。